Arduino正規品はお値段が高い。 というわけで、安価な互換品を調べてみました。互換品は”Arduino”と名乗ってはいけないので、ブランド名と機種名(例えばUNO R3)で表記されることが多いようです。

 UNO R3 の場合単体(+USBケーブル)で、正規品は楽天で¥3,400 (2020年4月)しますが、互換品の場合¥1,000 程度からで入手できます。 更に海外通販サイトのAliExpressですと、送料込みで300円台からあります。どうやって利益を出しているのだろう?

 こちらが手元にある正規品と互換品です。 比較的有名な互換品ブランドでAmazonの検索でも上位に入ってきます。実装されている部品を比べると僅かな違いがあるもののほぼ同じで、動作に違いはありませんでした。

 一番気になったのはピンソケットの精度です。 正規版はジャンプワイヤーを差し込むとグッと手ごたえがあってしっかりと接続されている感じがします。 一方互換品は場所によってはものすごく入りずらく、ワイヤーの先がグニャグニャになったり、ペンチを使って無理やり入れたら今度は抜けなくて、無理に引っ張ると千切れてしまったり。かと思うと別の場所ではピンを差し込んだ手ごたえがほとんどなく、スカスカで本当に接続されているのか不安になりました(一応電気的にはつながっていました)。このあたりの作り込みのレベルが正規品と互換品の違いでしょう。

 もう少し細かく比較していきます。 まずマイコンのパッケージに記載されている型番に若干の違いがあります。正規品は”ATMEGA328P-PU”互換品は”ATMEGA328P U”です。 正規品にある部品二つが互換品には無く、互換品にあるチップ抵抗二つの位置に正規品はハンダだけ乗っています。

 その他は殆ど同じなので、なぜこのような違いがあるのか電気・電子は素人の私にはわかりませんでした。

 しかし、ピンの抜き差しに関してのみ目をつぶれば、少なくとも私の手元にあるこの互換品に関しては問題なく使えると思われます。

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